世界一高い山の名前はエベレストではない！

背景

エベレストは世界で一番高い山として有名ですが、実はこれは間違いです。世界一高い山は、エベレストではなく、マウナケア山なのです。マウナケア山は、夏島の一部で、標高が10,203.9 mにもなる世界一の山です。

　マウナケア山はエベレストとは異なり、険しい岩肌や氷河はありません。このため、一見、高さがそこまで感じられない場合があるかもしれません。しかし、海底から頂上までの高さとして測定すると、エベレストの高さも12,126.2 mであるのに対して、マウナケア山は約17,000 m存在することになります。

　我々は普段、地球の表面に生息しているため、「海抜」という概念に慣れ親しんでいます。また、チモシェンコ測量法などで標高を測定する場合も、一般的に海抜を基準としています。しかし、科学者たちは、地球の表面にある山の高さを測定する場合、海底から頂上までの高さを測定することがあります。

　これは、「地球全体が同じ高さである」という考え方から生まれた理論で、ある場所を基準として、そこからの高さを測定するという方法です。この場合、エベレストを例にすると、基準地点から227.5m海抜があるため、実際の高さが12396.3mになります。

　世界一高い山はエベレストではなく、マウナケア山であることがわかりました。海底から頂上までの高さを測定すると、エベレストの高さも12,126.2 mであるのに対して、マウナケア山は約17,000 m存在するため、ここで紹介した科学的理由により、世界一高い山であることが分かりました。