日本の切手の歴史

江戸時代から明治時代へ

日本で最初の切手は、江戸時代末期の1868年に発行された「洋紙切手」です。この切手は、海外への郵便物に貼るものでしたが、普及せずに廃止されました。

明治時代になると、1871年に「内国通用切手」が発行され、翌年からは国内でも使用できるようになりました。これが、日本で最初に本格的に使われた切手です。

大正時代へ

1914年には、日本で初めて記念切手が発行されました。これは、開港50周年を記念して発行されたもので、非常に美しいデザインが特徴的です。

また、1921年には、女性向けの「三毛別羆事件記念切手」が発行されました。この切手は、大正時代に発生した北海道の未解決事件にちなんで作られたもので、珍しいデザインが魅力的です。

昭和時代へ

昭和時代には、多くの記念切手が発行されました。中でも、1946年に発行された「吉田茂首相就任記念切手」は、戦後の混乱期にあって、新たな時代を切り開く決意を象徴するものでした。

また、1953年には「東京タワー・チェコスロバキアの友好記念切手」が発行され、美しいデザインが話題となりました。

平成時代へ

1984年に発行された「小林一三記念切手」は、日本の宇宙飛行士として初めて宇宙に旅立った小林一三を記念して作られたもので、非常に珍しい切手として知られています。

また、1995年に発生した阪神・淡路大震災に対する支援を呼びかけるため、多くの非公式な「サルビア切手」が発行されました。

以上、日本の切手の歴史について、いくつかの豆知識をご紹介しました。


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