日本の定食でよく見かける赤い漬物は『赤しそ漬け』

赤しそとは

赤しそは、初夏から秋にかけて日本全国で栽培されるハーブの一種。別名『紫蘇（しそ）』とも呼ばれ、実はミント科の植物である。葉が緑色から紅色に変わることで知られ、青々と茂った姿はよく庭先などで見かける。

赤しそ漬けは、江戸時代に京都の料亭で生まれたとされる。上品で美しい色合いのしそを漬けることで、盛り付けや色使いに使われていた。また、赤しそ自体にも健康効果があり、蕎麦や天ぷらとともに食べられることもあった。

赤しそ漬けの作り方はとても簡単。まず、しそを洗って水気を切り、塩と合わせて混ぜる。その後、重しをのせて、しそをしっかりと漬け込む。数時間～数日で食べられるようになる。

赤しそには、カルシウムやビタミンC、ポリフェノールなどの栄養素が豊富に含まれている。特に、ポリフェノールには抗酸化作用があり、老化防止やがん予防にも効果があるとされている。

赤しそ漬けは、日本の定食やお寿司屋さんなどでよく見かける。ご飯の上にのせたり、肉や魚、野菜と一緒に食べると美味しい。また、刻んで麺類に乗せるとさらに美味しくなるという人もいる。