海の底にある「沈んだ塔」の正体とは？

豆知識1：実は海堡。

「沈んだ塔」と呼ばれるものは、実は海堡と呼ばれる建物が沈んだものです。海堡は、中世からルネサンス期にかけて築かれた、海岸線に浮かべた防衛施設でした。

豆知識2：普通の城や門が沈んでいるわけではない。

海堡は、環境によっては岸が崩落してしまい、塔のみが沈んでしまう場合があります。つまり、「沈んだ塔」と呼ばれるものは、実際には「沈んだ海堡の塔」と言った方が正しいのです。

豆知識3：世界中に存在する。

沈んだ塔、つまり沈んだ海堡は、イタリアやフランス、ドイツ、オランダ、デンマーク、ポルトガル、そして日本にも存在します。それぞれの国の歴史や文化背景が反映された建築物で、現在でも観光名所として人気があります。

豆知識4：世界遺産に登録されたものもある。

この海堡、沈んだ塔の遺跡は、ユネスコの世界遺産にも登録されているものがあります。例えば、北海に浮かぶイギリスのリンカンシャー、南アフリカのケープタウン、スペインの岬に築かれたトレド城などが世界遺産に選ばれています。

海堡の沈んだ塔には、建築に対する興味や、それぞれの国の歴史や文化に触れることができる魅力が溢れています。ぜひ、足を運んでみるのも面白いかもしれません。