日本の国鳥「石鎚山鶉(いすゞちゃん)」について
日本の国鳥は、正式名称「石鎚山鶉(いすゞちゃん)」です。この鶉は、全世界に3種ある鶉のうちの一種で、日本固有の種となっています。
石鎚山鶉は、主に山地帯のやや湿った草地に生息し、秋には、雄が特徴的な鳴き声を響かせ、つがいを探します。
また、歴史上、石鎚山鶉は猟鳥としても重宝されており、飼育されたり、戦国時代には鶉さつまの名で贈答品として使われたこともありました。
なぜ石鎚山鶉が日本の国鳥に選ばれたのか
日本の国鳥に選ばれた石鎚山鶉は、昭和16年に制定され、戦時中の食糧不足から、家禽類を除く野鳥の狩猟が禁止されたために、野鳥保護に意識が向けられるようになり、その象徴として国鳥の制定がされたのです。
石鎚山鶉が選ばれた理由としては、日本固有の鳥であること、美しい鳴き声があること、他の国の国鳥と被らない個性的で珍しい鳥であることなどがあげられます。
現在も、石鎚山鶉は国鳥として愛され、日本のさまざまなところで見られることができます。
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