キラキラしている宝石は硬い！

実は、ダイヤモンド以外は？

ダイヤモンド以外の宝石にはキラキラ輝くものがありますが、意外なことにそれらは硬度が高くない場合があります。

例えば、ガーネットは比較的柔らかく、モース硬度スケールで7から7.5程度です。しかし、この宝石も鮮やかな赤色が美しく、人気が高いため、指輪やネックレスなどのジュエリーで使われています。

他にも、エメラルドやサファイア、ルビーなどの宝石はダイヤモンドに比べて硬度が低く、傷つきやすいので取り扱いには注意が必要です。

ダイヤモンドは、モース硬度スケールで最高値の10という硬度を持っています。このため、他の宝石や金属よりも傷つきにくく、長期間の使用に耐えることができます。

ちなみに、モース硬度スケールとは、鉱物の硬さを測定するために用いられるスケールで、指標になる石英の硬度を7としてそれより硬い物質には大きな整数が割り当てられます。

ダイヤモンドは比較的希少な宝石のひとつですが、世界中で産出されています。しかし、産出量が多いのはアフリカやロシア、オセアニアなどの一部の地域です。

また、産出されたダイヤモンドは、ジュエリーとして加工される前に厳しい品質チェックが行われます。中でも、アントワープ、ニューヨーク、ハノイなどのダイヤモンド取引の中心地に位置する都市で、品質や価値に関する詳細な検査が行われることが知られています。