豆知識1:蒸気動力の車が世界初の自動車である
世界初の自動車は、18世紀末にフランスの発明家、ニコラ・ジョセフ・カニャールが製作したとされています。この車は蒸気動力を用いており、人力で車輪を回す形式から脱却し、独自の走行力を持つことができました。
豆知識2:燃料となる木炭は車両の重量を増加させた
蒸気動力を用いるため、世界初の自動車には煙突が設けられており、燃焼エネルギーとしては石炭が用いられました。しかし、石炭は重く、車両の重量を増加させることとなりました。そのため、後の蒸気自動車では、石炭を代用することで、車両の軽量化が図られるようになりました。
豆知識3:安全性に欠ける蒸気自動車によって大事故が発生
蒸気自動車は非常に危険なものであり、特にブレーキの効かない状態では、恐ろしい事故を引き起こすことがありました。1888年には、蒸気自動車が街中を暴走し、衝突事故を引き起こしています。この事故をきっかけに、安全性に関する法的規制が導入されるようになりました。
豆知識4:現代の自動車にも蒸気自動車の技術が生きている
今日の自動車には、蒸気自動車の技術が生きています。自動車の起動に使われるバッテリーの充電には、自動車の走行エネルギーを電気に変換することが利用されています。このシステムは、蒸気エンジンで発電機を駆動することによって、初めて実現されたものであり、蒸気自動車の後継技術と言えます。
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