電子レンジの起源

電子レンジは原子炉から生まれた

電子レンジが普及し始めたのは1960年代ですが、その開発は実は原子炉の研究から始まっています。

アメリカで原子力研究所で働いていたパーシー・スペンサーという男性が、研究中にポップコーンの袋が破裂する現象に気づきました。彼は、この現象を調べた結果、電磁波が原因であるということに気づきました。

この発見を基に、彼は食品の加熱に用いるマイクロ波オーブンを発明し、1967年には一般家庭用の電子レンジが販売されるようになりました。

世界初の電子レンジは価格が高かった

日本では、松下電器産業(現・パナソニック)が、1971年に初めて電子レンジを製造しました。

しかし、当時の電子レンジは一般家庭では高価過ぎて、高級ホテルやレストランでしか使用されませんでした。

電子レンジは禁止されたことがある?

1976年、ソビエト連邦は、電子レンジの使用を禁止しました。理由は、電子レンジを長時間使用することで、食品中の栄養素が破壊されるという説と、電磁波が人体に悪影響を及ぼす可能性があるという説があったからです。

しかし、後に世界保健機関(WHO)はこの説について否定し、電子レンジの安全性を認めるようになりました。


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