てんとう虫の色は、種類によって異なる
てんとう虫は、大変な種類があります。黒と赤、茶色と赤など、色の組み合わせも様々です。例えば、日本では一般的なヒメコバムシは、黒い体に赤い斑点があります。一方で、北欧地方のエイサンテンハトトリは、緑の斑点があることが特徴的です。
色によって似た種類の判別が可能
てんとう虫の種類は、色によって判断することができます。例えば、日本に生息するアカメガシワムシとアカボシゴマダラの区別は、その色でつけられます。アカメガシワムシは、黒い体に赤い斑点がありますが、アカボシゴマダラは、赤い体に黒い斑点があります。
色素が餌から摂取されることにも関係
てんとう虫が持つ色には、餌から摂取される色素が関係していると言われています。例えば、カイコマツムシは、松の葉を食べることで、緑色の色素を摂取しています。これによって、カイコマツムシは緑色の体色となります。
色彩変異がみられることもある
てんとう虫の中には、同じ種類でも色が変わる個体がいることがあります。これは、「色彩変異」と呼ばれ、てんとう虫に限らず、植物や動物でもよく見られます。このように、色が違う個体は、遺伝子の異常や環境の影響があると言われています。
以上、てんとう虫の色の多様性についての豆知識でした。
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