豆知識
世界一高い山であるエベレスト山は、標高8,848メートルであり、世界でもっとも高いとされています。しかし、世界一高い山であることと地球上で最も高い山であることは異なります。
実は、地球上で最も高い山であるのは、マウナケア山というハワイ島にある山であり、標高は4,205メートルです。なぜ世界一高いエベレスト山よりもマウナケア山の方が地球上で最も高い山なのかというと、地球の大きさにも関係しているためです。
地球は球体であり、球体の中心からの距離が一番遠い場所が最も高い場所となります。そして、山の高さというのはその山の地表からの高さであり、地球の形状に合わせると、エベレスト山の山頂から地球の中心への距離は2万9,029フィートであり、マウナケア山の頂上から地球の中心までの距離は2万4,769フィートとなっています。このため、マウナケア山の方が地球の中心から一番遠い場所にあり、地球上で最も高い山とされているのです。
雑学
今から約100年前、人類史上初めてエベレスト山の頂上に登頂した人は、シャーパーという名前のイギリスの登山家でした。シャーパーは、絶壁状態にある場所で、道がなくなってしまったところで亡くなったと言われています。
そして、エベレスト山の最初の冬季登頂は、1980年にポーランド人登山家たちによって成功しました。夏の登頂に比べ、大雪や厳しい寒さなどの条件がある中での登山であったため、到達率は非常に低かったのですが、初めて冬季登頂に成功したのはまさにこのポーランド人たちでした。
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