七夕の由来について

七夕とは

七夕（たなばた）は、日本で7月7日に行われる伝統的な行事である。中国の牽牛（けんぎゅう）と織女（しょくじょ）が天の川を渡って出逢えるように、星に願い事を書いた短冊を笹の葉に飾り、願いを込めて祈願する風習がある。

七夕の起源は、中国である。中国の伝統的な祭り「乞巧節（きっこうせつ）」が、日本へ伝わったものである。乞巧節は、牽牛と織女が出逢える日を祝うもので、願い事を書いた短冊を笹の葉に飾って願い事を込めて祈願するという習慣があった。

七夕の短冊には、色によって意味がある。赤は恋愛・健康、青は学問・仕事、黄色は金運・開運、緑は豊作・家庭円満、白は清純・幸せ、紫は美容・健康、ピンクは友情・愛情、オレンジは進学・合格を祈願する。

日本独自の七夕の飾り方として、笹の葉に短冊だけでなく、色とりどりの飾りをつけることがある。代表的なのは、たんぽぽやうさぎ、金魚、流れ星などである。また、地域によっては、七夕飾りの形状や材料も異なっている。