豆知識
草の香りがするのは、草が切られたり、踏まれたりすることで、草から出る化学物質が空気中に広がるためです。
これは、草が自分たちの防衛として使う化学物質を放出するためであり、動物などからの攻撃から身を守るためのものです。
詳細
草から放出される主な化学物質は、カッティングマシンや動物の歯で草を傷つけた際に発生する揮発性有機化合物です。ジャガイモの葉や野菜の茎など、他の植物にも含まれています。
この化学物質には、信号物質としての働きもあります。草が傷ついたことを他の草や樹木に知らせ、周囲の植物が身を守るために同様な物質を放出するよう刺激することがあります。
草の香りは、その化学物質のなかでも特にグリーンシトラスという成分が強く関わっています。この成分は、柑橘類の香りにも含まれており、リモネンやシトロネロールなどの一部です。
まとめ
草の香りがする理由は、草が攻撃から身を守るために放出する化学物質が原因です。グリーンシトラスという成分が強く関わっており、柑橘類の香りと共通する部分もあります。また、周囲の植物に身を守るよう刺激することもあるため、草が香ることで、生態系のつながりを感じることができます。
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