ボルシチについて

豆知識１：ポーランドの国民食と言われるボルシチ

ボルシチは、主にウクライナやポーランドで食べられる伝統的なスープです。その中でも、ポーランドでは国民食として親しまれています。また、ロシアやベラルーシでも食べられていますが、各国のレシピや材料の違いがあるそうです。

ボルシチの鮮やかな赤色は、主材料のビーツから来ています。ビーツには、強い抗酸化作用をもつ成分「ベタイン」が含まれています。また、ベタインは肝臓の機能を改善し、血糖値を下げる効果もあるとされています。

ボルシチは、肉や野菜、酸味が加わったスープですが、材料を下ごしらえするだけで、誰でも手軽に作れます。具材は、ビーツやジャガイモ、人参、キャベツ、玉ねぎ、トマトなどが一般的。酸味にはヴィネガー、レモン、サワークリームなどを加えます。煮込む時間は、ざっくり2時間程度で完成です。

ボルシチは、スープという枠を超え、様々な食事にアレンジされることもあります。たとえば、クリーミーなサワークリームを加えた冷製スープ「冷やしボルシチ」として、夏にぴったりのメニューとなっています。また、酸味が残るボルシチに、コールスローやピクルスを添えた「ボルシチサラダ」としても楽しめます。