人間の舌には味覚以外にも感じるものがある

味覚だけでなく触覚も舌で感じる

一般的には、舌は味覚に関する役割を持っていると思われがちであるが、実は触覚にも関与している。舌には味蕾の他に、触覚受容器であるパプリルスも存在している。パプリルスは舌の表面に約1万個存在し、食べ物の質感や形状を感じ取るために役立つ。したがって、舌が味を感じるだけでなく、食べ物の食感も判断するのである。

舌は熱や寒さ、辛味なども感じ取る

舌が味を感じることはよく知られているが、実はさまざまな温度感覚や辛味、あるいは麻しびれ感覚も感じ取ることができる。これは、刺激を受けた神経が舌から脳へ信号を伝えることによって起こる。特に辛味は、舌の表面に存在する特定の受容器が、体への攻撃ととらえ辛味の刺激に反応して、痛覚として脳に伝えられる仕組みになっている。

舌は味覚が弱まっても復活する

舌には常に新しい味蕾が生まれ、古い味覚細胞は剥落していく。そのため、味覚に敏感な新しい細胞に置き換わることで、味覚は常にリフレッシュされるのである。また、仮に味覚が弱まってしまった場合でも、数日から数週間程度の休息をとることで、再び正常な状態に戻ることができる。


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