マカビンクスという謎めいた単語

マカビンクスとは何か？

「マカビンクス」という言葉は、日本において謎めいた存在とされています。一体何を指す言葉なのでしょうか？

実は、「マカビンクス」とはアメリカ合衆国のテレビ番組「マクガイバー」の主人公、アンガス・マカイヴァーの愛称です。

「マクガイバー」とは、1985年から1992年にかけて放送されたアメリカのテレビドラマで、主人公のアンガス・マカイヴァーが、様々な困難な状況から脱出するために、身の回りのものを使って知恵を絞る様子を描いています。

その特殊な方法で脱出する様子から、「マクガイバリズム」という言葉も生まれています。

なぜ「マクガイバー」の主人公の愛称が「マカビンクス」として日本に伝わってしまったのでしょうか。

実は、日本で「マクガイバー」が初めて放送された際、ローカル局によって様々な異なる愛称がつけられていました。

そして、ある局で放送された際に、「マカビンクス」という愛称がつけられたことがきっかけで、多くの人々がこの言葉を使うようになりました。

「マカビンクス」という言葉は、ただの愛称であるにもかかわらず、他の言葉として使われることもあります。

例えば、マカビンクスバッグとは、「マクガイバー」の主人公が身の回りのものを使って簡易的に作ったバッグのことを指します。

また、「マカビンクスな切り返し」とは、某プロ野球選手のスローイングのように、意外な方法でこなしてしまう様子を形容する言葉としても用いられています。

つまり、「マカビンクス」という言葉は、あるドラマのキャラクターの愛称に過ぎないものが、日本で特別な意味合いを持つようになって広まった言葉なのです。