世界の一流レストランが格付けされている「ミシュランガイド」とは

ミシュランガイドとは

ミシュランガイドは世界中の一流レストランを格付けしているガイドブックである。フランスの自動車メーカー「ミシュラン社」が出版しており、初版は1900年に発行された。ミシュラン社は自社のタイヤ販売促進のために、運転手に必要な情報を提供するために車の整備工場やガソリンスタンドを紹介するミシュランガイドを発行していたが、1970年代からはレストラン部門をも設置し、世界の一流レストランを評価するようになった。

格付けの基準

ミシュランガイドの格付けは「星」を使って行われている。一つ星は「非常に良いレストラン」、二つ星は「価値のあるレストラン」、三つ星は「世界的に有名なレストラン」を表している。星の数は料理のクオリティだけでなく、サービスや店の雰囲気、立地なども総合的に評価されている。一つ星がもらえれば、それだけで多くの客が来るため、レストランにとっては大きな宣伝効果がある。

格付けの影響

ミシュランガイドの格付けは、世界中の一流レストランにとって大きな影響を与えている。星を獲得することができれば、そのレストランの評価は一気に上がり、多くの顧客が訪れることになる。また、スタッフの待遇や料理のクオリティが向上するなど、レストランのレベルを高めるための励みにもなっている。一方で、星を失うことは大きな打撃となり、多くのビジネスが潰れてしまうこともある。

最高評価のレストラン

ミシュランガイドでは、世界中のレストランを評価しているが、最高評価の三つ星は非常に少ない。2020年の時点で、フランスの「Mirazur（ミラズール）」、「Arpege（アルページュ）」、ドイツの「Schwarzwaldstube（シュヴァルツヴァルトシュテューベ）」、日本の「北海道・札幌市の「MICHIE（ミシエル）」、「東京都港区の「Sushi Yoshitake（スシ・ヨシタケ）」、「Azabu Jubanの「Sushi Saito（鮨 さいとう）」」の6軒のみである。