蚊に刺されやすい人の特徴とは？

蚊はなぜ人を刺すのか

蚊は雌雄ともに、卵を産むために血液を必要としています。また、蚊には人間の体から放出される一定の化学物質に反応する性質があり、この化学物質が蚊に刺され易さに関係しています。

蚊に刺されやすい人には、以下のような特徴が挙げられます。

CO2を多く出す人 – 呼吸によって放出されるCO2が多くなると、蚊はその場所に集まりやすくなります。従って、運動後や呼吸が荒くなった時などは特に注意が必要です。
発汗しやすい人 – 汗には、蚊に刺され易くなる化学物質が含まれています。また、汗が蒸発する際に発生する二酸化炭素も、蚊にとっては魅力的な餌となります。
体温が高い人 – 体温が高い人は、蚊にとって血液がより熱くて新鮮なものとなります。そのため、一般的に蚊に刺され易くなります。
血液型がO型の人 – O型の人は蚊に刺されていることが多く、AB型の人は刺されにくいという研究結果があります。ただし、個人差があるため、厳密なデータを出すことは難しいとされています。

蚊に刺されにくくするためには、以下のような対策が有効です。

虫除けスプレーを使う – DEETという成分が含まれた虫除けスプレーを使うと、蚊に刺されにくくなります。ただし、ディートには副作用があるため、注意が必要です。
長袖・長ズボンを着る – 蚊に皮膚が露出していると、刺され易くなります。長袖や長ズボンを着ることで、虫刺されを防ぐことができます。
通風性の良い衣服を選ぶ – 通風性の良い衣服を選ぶことで、汗をかきにくくなります。これによって、蚊にとって魅力的な餌となる汗の量を減らすことができます。