流木って何?
流木とは、川や海などの水辺で流されてきた木のことです。荒天や洪水などの自然現象によって流されることが多く、時には数百年もの間流されることもあります。
世界最大の流木とは?
世界最大の流木は、カナダのブリティッシュコロンビア州にあるクレフトンビーチにあるもので、長さがはおよそ30メートル、重さは約60トンにもなります。
なぜ移動したの?
世界最大の流木は、クレフトンビーチの岸に沿って流されていたものですが、岸の開発に伴い邪魔になることから、現在は周囲に鉄製の手すりを設置したプラットフォームの上に展示されています。
しかし、2017年3月、長年展示されていた場所から移動することが決定しました。なぜなら、ブリティッシュコロンビア州の内陸部で山崩れが発生し、川の流れが変わったため、流木が再度流れ出してしまう恐れがあったためです。移動には87年もの歳月と膨大な費用がかかりました。
流木にまつわる伝説
流木には、様々な伝説があります。中でも有名なのが、日本のサクラマス漁師の間で語り継がれる「銀山渓の流木伝説」です。この伝説によると、銀山渓で漁ができない日には、流れてくる流木に足を乗せ、それが進んでいく方向に合わせて漁場を移動すると、必ず獲れるというものです。
しかし、近年は渓谷観光の発展に伴い、流木が漁場に阻害物となっているため、漁師たちはこの伝説を守りながら、流木を避けて漁を行っているといいます。
コメントを残す