日本で初めて「プリクラ」が登場したのは、1995年のことでした

プリクラとは

プリクラとは、写真を撮影した後、撮影した写真に自分たちのデコレーションを貼り付けることができる写真機です。

1995年、当時株式会社アルシャイン（現・アルチ）の社員であった渡辺一紘さんが、友人の女の子たちが楽しそうに撮影した写真にスタンプを貼り付けている姿を見て、アイデアを思いつきました。

彼は、写真機に直接スタンプをプリントアウトするためのプリンターを内蔵させ、かつフィルムを巻き戻すまでの間に、撮影した写真に貼れるシール型のスタンプを作りました。そして、1995年9月、東京・渋谷にあったクラブで、プリクラが初めて公開されました。

プリクラは、若い女性たちの間で爆発的に人気となりました。彼女たちは、写真に自分たちのアレンジを加えることで、より自分らしさを表現することができたのです。

また、プリクラはコンパクトで持ち運びが簡単なため、パーティーやイベント会場でも頻繁に利用されました。さらに、プリクラはカップルや友達同士が一緒に写真を撮ることができるので、コミュニケーションを深める手段としても重宝されたのです。

プリクラは、その後、デジタル技術の進化により、より高画質でビビッドな表示が可能になり、様々な種類のテンプレートやエフェクトを追加することもできるようになりました。

また、プリクラを専門に扱う店舗も急増し、プリクラ文化が根付くようになりました。デートの定番スポットになる店舗もあったほどです。

このように、プリクラはただの写真機ではなく、文化として日本に根付いているといえるでしょう。