へんなところで使われる「チューブ」の正体

チューブは「真空管」のこと

「チューブ」と聞くと、テレビやパソコンのモニターなどで使用される、ブラウン管を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、ここで紹介する「チューブ」は、あのブラウン管とは別のものです。

正体は「真空管」。真空管とは、電子回路の一種であり、古くから音響機器などに使われていました。中に真空がつくられたガラス管の中に、加熱された陰極から出た電子を、正極に引き寄せる機能があります。

真空管が使われる機器は?

真空管の特性から、音楽機器やオーディオ機器、放送や通信機器などに使用されています。機器の中を覗けば、真空管のまとまりが大きくセットされている姿が見られるようです。

また、真空管は一度点火されてしまうと、冷えても再度点火するまで時間がかかるという性質があります。そのため、昔の機器の中でも、電源を入れた後しばらくしてから音が出るなどの現象がみられたりすることもあるでしょう。

ちなみに、真空管が飛行機の安全に関わる?!

実は、航空機用の無線機では、真空管が使われています。しかし、真空管はトラブルが多く、故障の原因になることがあるため、航空機では、真空管を冗長化して二重化しているそうです。真空管が故障しても外れていなければ、別の真空管が代わりに動くようになっているのです。

まとめ

「チューブ」と聞いても、真空管のことだと知っている人は少ないかもしれません。しかし、真空管は意外に身近なところで使用されているのです。今回は、真空管の豆知識を紹介しました。


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