ミツバチの秘密

1. ミツバチの航行方法

ミツバチは、花をさがす際にカーナビのように方向感覚を利用しています。その秘密は、紫外線の利用にあります。ミツバチにとって、紫外線におおむね透明な空気が濃密になる方向が（紫外線が）来た方向なのです。この紫外線と鮮やかな花の色合いが、ミツバチを魅了してくれます。

2. ミツバチの収納方法

ミツバチは、巣の中で卵やハチミツを収納するセルを作ります。そのセルは内径6mm程度の六角形で、つなぎ目があるときっちりと密着しています。しかし、ふたをしていないので、セルの入り口が上になったときでも、内容物が外れることはありません。ミツバチが作るセルは、力学的に最適な形状のため、一般的な円柱の形状よりも、強度が高くてコンパクトであることが知られています。

3. ミツバチのコミュニケーション方法

ミツバチたちは、餌のありかをお互いに伝えるコミュニケーションとして、「踊り」という方法を用います。踊りをしたハチが、地図のように巣の入り口の方向を示しながら、地面を踏み鳴らす、もしくはくるくる回転しながら鳴ることで、餌の種類や距離の情報を伝えます。また、数が多いほど、この踊りは活発になり、餌の探し方に大きく影響を与えます。