「博士」と「医学博士」の違いについて

博士の取得には専攻分野が必要

博士号は、専門分野における研究成果を評価されることで取得できます。具体的には、学部や修士課程で学んだ分野についてさらに専攻し、高度な研究を行う必要があります。博士課程の学習期間は通常3年〜5年で、卒業論文の提出が必要です。

一方、「医学博士」とは、医学分野での研究、及び治療行為を行うため必要な知識・技術を習得し、医学において高度な研究・開発を行うことを目的として取得する博士号です。医学博士の取得には医学部進学し、研究・実習を積み、修士課程を経て博士課程を修了する必要があります。

博士と医学博士は、共に高度な研究が必要な博士号であるという共通点があります。しかし、取得に必要な専攻分野が異なるため、異なる名称が用いられています。

博士は専門分野全般に対する博士号であるのに対し、医学博士は医学に特化し、治療行為に携わることに必要な知識・技術を学ぶための博士号であるという点が異なります。