豆知識
古代エジプトでは、貴族や王族を中心に遺体をミイラ化して葬ったと言われています。しかし、最近の研究で、ミイラ化した動物の存在が明らかになりました。
まずはミイラ化された例としてよく知られている、古代エジプトの猫のミイラがあります。猫は古代エジプトで非常に尊ばれ、家庭の守り神としても崇められていました。猫のミイラは、貴族の家に神聖な存在としておかれていたこともあって、多数見つかっています。
また、エジプトにはミイラ化したワニも存在しました。これは、エジプトの神々の一柱である神クヌムの使いとして扱われていたからだとされています。
そして、最近の研究で注目を集めているのが、ミイラ化されたペンギンの存在です。南極で発見された古代のペンギン遺体は、古代エジプト時代のものと同様に、ミイラ化されていたのです。これは、ペンギンが南極地域での貴重な食料源であったため、貴族や王族が遠征先から持ち帰り、ミイラ化して葬ったと考えられています。
雑学
もしかしたらあなたが知らなかったかもしれない、ミイラにまつわるちょっとした雑学を紹介します。
・ミイラ化には、脳を取り除くために鼻の穴に針を差し込む作業が必要でした。
・ミイラを保管する際に使用された木棺には、「大きな片足のカバ」という絵が描かれることが多かったとされています。これは、古代エジプトの神ソベクを表していると言われています。
・ペンギンのミイラ化には、特別な方法があったわけではありません。ただただ自然乾燥された結果、ミイラとして保存されたということです。
以上、ミイラ化された動物の豆知識と雑学でした。意外なことがいろいろあって興味深いですね。
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