世界一長い川はナイル川じゃない！？

本当はアマゾン川が世界一

アマゾン川は南アメリカに広がる世界最大の河川で、全長6,400kmに及びます。その一方、ナイル川は北アフリカに広がる河川で、全長6,650kmとされています。

しかし、最近になって行われた調査で、アマゾン川の源流がそれまで考えられていたよりも約100km伸びていることが分かり、アマゾン川が世界で最も長い河川であることが判明しました。

ナイル川が世界一とされる理由

一方で、なぜ長年にわたってナイル川が世界一とされてきたかというと、その定義が曖昧だったためです。河川の長さを測定する場合、通常はその源流から河口までの距離を測ります。しかし、ナイル川は二つの川が合流してできたと考えられており、どちらの川が本流なのかも曖昧なため、長さが決められなかったのです。

それでも、ナイル川はかつて『世界最長の川』と認識されていたこともあり、今でもそのイメージが残っています。

まとめ

結論として、最近の調査によりアマゾン川が世界一長い河川であることが分かりました。しかし、過去にナイル川が世界一とされていた理由は、その定義が曖昧だったためです。現在でも、ナイル川が世界最長の川として認識されている場合もありますが、正確にはアマゾン川が世界一と言えるでしょう。