日本の「起き上がり小法師」と呼ばれる赤飯の秘密!

起き上がり小法師とは?

「起き上がり小法師」とは、赤飯を形成し、湯気が上がっている状態から、自然に米粒が起き上がっている様子が、小さな法師が起き上がっているようだということから名付けられました。

起き上がり小法師の作り方

赤飯を作る際に、鍋に米・赤飯用の餡・水を入れ、餡を溶かしながら煮込みます。餡は甘く仕上げるために使うもので、主に砂糖や醤油、酒、みりんを使います。

米に火を通す時間は通常のご飯よりも長めに調整し、くっつかないように鍋の底をこすりながら煮ます。煮詰まったところで、ラップをかけ、蒸らし器などで15~20分位蒸らせば完成です。

なぜ米粒が起き上がるのか?

起き上がり小法師の米粒が、何故こんな形になるのかというと、糯米の性質にあります。糯米は通常のお米よりも粘りが強く、湯気の力で米粒同士がくっつき合わないよう、自然に離れて反発するため、米粒が起き上がるのです。

起き上がり小法師の由来

「小法師」という名称は、江戸時代に流行した、芝居や落語などのみのりの強い子役たちを指す言葉で、「起き上がり」は米粒の形からきています。赤飯が、元来、節目の日などに食される大切な料理だったため、特別な名前が付けられ、日本全国で広く親しまれています。

まとめ

「起き上がり小法師」は、赤飯を形成する際の、糯米特有の性質と、江戸時代の音曲から名付けられ、今でも幅広く愛されている料理です。


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