カルティエの真っ赤な顔

豆知識1:トートバッグの色に秘密が

カルティエのトートバッグ「サントスドゥモワゼル」は、深い赤色で有名ですが、実はこの色には秘密があるのです。この赤色は、1896年にフランスの軍服に用いられた血のような鮮やかな色をカルティエが採用しました。その当時、冷静さや勇気を象徴する色とされていたため、カルティエが自社のブランドイメージに採用したのです。

さらに、サントスドゥモワゼルのバッグの裏地は、ピンク色で、その色はカルティエの創始者、ルイ・フランソワ・カルティエの好みであったとされています。

豆知識2:タンクウォッチに込められたメッセージ

カルティエの代表的な腕時計、「タンクウォッチ」には、とあるメッセージが込められています。タンクウォッチは、戦争中にイギリスの戦車を模した形状をしており、その当時のフランスは戦争の危機感から、軍用品を模した物を身につけることは禁止されていました。しかし、カルティエはこの腕時計に、平和と友愛の象徴である白いユリをモチーフにした文字盤を採用し、戦争に反対するメッセージを込めたのです。

豆知識3:世界初のパイロットウォッチを制作

カルティエは、1904年にサントス・デュモンというブラジル人パイロットから、「空を飛ぶと時計が見にくいから、腕に着けられる時計を作って欲しい」という要望を受けました。そして、カルティエはパイロットたちの要望に応え、世界初のパイロットウォッチ「サントス」を製作することに成功しました。サントスは、搭載されていたエンジンも含め、すべてが自社で制作された世界初のパイロットウォッチとして、航空史に名を刻みました。

以上、カルティエの知られざる豆知識を3つご紹介しました。


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