世界一高い山「エベレスト」に登頂した人の数について

エベレスト登頂者数の推移

エベレストは、世界一高い山であり、登頂者の憧れの的でもあります。初めて登頂に成功したのは、1953年のエドモンド・ヒラリーとシェルパのテンジン・ノルゲイ氏です。その後、多くの人々がエベレストに挑戦し、現在では毎年数百人が登頂しています。

しかし、エベレストに登頂することは非常に困難で、多数の犠牲も出ています。2019年のシーズンでは、6名が死亡しました。そのため、近年はエベレストに登頂することが環境保護の点からも問題視されています。

エベレストに登頂するためには、高山病、低体温症、凍傷、風邪、感染症などの病気や、雪崩、氷河崩壊、落石などの危険な状況を乗り越える必要があります。また、登攀経験や装備などにも非常に高いレベルが求められます。

エベレストに登頂するためには、ネパール政府から登頂許可を取得する必要があります。また、登頂にはガイドやシェルパ、ポーターなどのサポートが必要で、これらの雇用や装備などにも費用がかかります。

2019年の時点で、ネパール政府はエベレスト登頂料を、普通ルートでの場合は1人あたり11000ドル（約120万円）に設定しています。

また、エベレストに登頂する前には長期のアクリマタイズ（適応）期間が必要であるため、登頂には数週間以上の期間を要します。このため、合計費用は数百万円にもなることがあります。