豆知識1:いつできたの?
世界初の動く絵本は、19世紀半ばにイギリスで作られたとされています。具体的には、1832年にロンドンで出版された絵本「The Adventures of Obadiah Oldbuck」がその先駆けとされています。
豆知識2:どのようにできたの?
世界初の動く絵本がどのようにしてできたのかについては、諸説ありますが、主に2つの説があります。
ひとつは、イギリスの発明家・ロバート・サビエールが、1829年に発明した「飛行機の模型」が、動く絵本の原型になったという説です。この模型には、上下左右に動く仕掛けがあり、それを使って「生きているかのように」動き回る鳥や人の模型を作り上げたとされています。
もうひとつの説は、19世紀初めにオーストリアで作られた「仕掛け絵本」が、動く絵本の原型になったという説です。この仕掛け絵本には、文字や絵だけでなく、「羊を数えるクイズ」などの遊び心が溢れていました。
豆知識3:どのような種類があるの?
現代でも、動く絵本は色々な種類がありますが、主に3つに分けることができます。
ひとつは、「リフト・ザ・フラップ(めくって遊ぶ)」タイプの絵本です。このタイプの絵本は、ページをめくると、キャラクターが出てきたり、隠れていたものが出てきたりする仕掛けがあります。
もうひとつのタイプは、「プル・アンド・プッシュ(引っ張って押す)」タイプの絵本です。このタイプの絵本は、ページを引っ張ったり、押したりすることで、絵が変化する仕掛けがあります。
最後に、日本でよく知られている「絵本劇」タイプの絵本です。このタイプの絵本は、本自体が動くわけではなく、キャラクターの台詞やSEが収録されているため、読み手が演じることで、お話を楽しめる仕掛けがあります。
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