日本に最初に醸造所が設置された場所
日本にビールが入ってくるようになったのは明治時代からですが、日本に最初の醸造所が設立された場所はどこだったでしょう?
答えは「横浜」です。
日本に醸造所が設置された背景
19世紀半ば、欧米から貿易が盛んになりました。当時、輸出される品目は主に生糸や茶葉、漆器、陶器などでしたが、欧米側は日本がビールを製造していないことに驚きました。そのため、日本でのビールの醸造を目指すようになった人たちが増え、1860年代になってようやく横浜に日本初のビール醸造所が設置されました。
横浜のビール醸造所
横浜のビール醸造所は、米国人宣教師たちによって設立されました。最初は「神奈川製麦所」の名前でしたが、 1881年に「横浜ビール会社」となりました。当時の日本人にとっては、高級品としてのビールはとても贅沢な飲み物で、神奈川製麦所のビールは、特別な場合にしか飲まれないほど高価でした。
今では、日本各地にたくさんの有名ビールメーカーがありますが、日本初の醸造所が設置された横浜には、現在も当時の建物が残されています。
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