信号機の青色から緑色への変更について

豆知識

交通信号機の青色が緑色に変更された理由は、実は色の認識度に関係しています。19世紀に初めて信号機が登場した当時、白色と赤色の2色が使われていました。しかし、緑色は当時まだ一般的ではなかったため、青色を採用しました。しかし、青色は夜間には黄色との識別が困難であることが判明しました。

雑学

日本の信号機の青色は、「青」と呼ばれているものの、実は国際的には「青緑（cyan）」と分類されています。このため、日本で使われる青色は海外では緑色に分類されることがあります。

専門用語解説

色の識別度：人が色を識別する際、周囲の環境や条件などによってその色の見え方が変わることを指します。色によってその識別度は異なり、認識しやすい色がある一方で、認識しにくい色もあります。

参考文献

・信号機の色について (JSAE Review Vol. 28, No. 4)
・交通標識・道路標示等に用いる色と標識・標示の形状に関する基準 (道路交通法施行規則)