1. わさびの辛味成分には強い抗菌作用がある
わさびの辛味成分であるイソチオシアネートには、抗菌効果があります。これは、わさびが古くから刺身や寿司の付け合わせとして使われてきた理由の一つです。イソチオシアネートには、大腸菌やサルモネラ、胃潰瘍菌などの病原菌を殺す作用があるため、食中毒予防にも役立ちます。
2. わさびに含まれるビタミンやミネラルが豊富
わさびには、ビタミンCやカリウム、マグネシウム、鉄などが豊富に含まれています。特にビタミンCは、抗酸化作用により、美肌効果にも期待できます。また、カリウムやマグネシウムは、血圧を下げたり、神経や筋肉の働きを調整するため、健康維持にも役立ちます。
3. わさびを食べると鼻がスッキリする理由
わさびを食べると、鼻がスッキリするのは、辛味成分が鼻や口の中に入ることによるものです。イソチオシアネートが振動によって酸化され、アルデヒド化合物になることで、鼻の粘膜を刺激し、くしゃみや涙を出す作用が生まれるのです。この刺激は、気道を広げる効果もあるため、風邪の症状の緩和にも役立つとされています。
4. わさびは保存が難しい
わさびは、水分にあたると辛味成分が失われるため、保存が難しい食材です。特に、加齢臭の元となるアミノ酸が含まれているため、空気に触れると早く劣化してしまいます。ただし、生のわさびをすりおろして、砂糖や塩を加えて作る「わさび漬け」は、辛味成分が糖分や塩分によって保護されるため、保存がしやすくなります。
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