豆知識:
スペインのマドリードにある「ボタイン」は、1725年に創業され、現在までこの場所で営業し続けている世界最古の現役レストランである。創業当時は宿屋としてスタートし、その後レストランに転向。現在でも、トラディショナルなスペイン料理を提供し、その歴史的な雰囲気で、訪れる人々から愛されている。
詳細:
ボタインは、18世紀のマドリードの貧民街にある宿屋から始まった。当時は、「カプリチョ・デ・ロブレ」(「ケシの木のカプリチョ」の意)という宿屋としての営業を開始した。当時は簡単な朝食や軽食の提供が行われていただけで、レストランとしては営業していなかった。
しかし、その後、宿泊客からの要望により、ランチやディナーの提供が開始され、やがてレストランに転向した。その頃には、「カプリチョ・デ・ロブレ」から「ボタイン」というレストラン名に変更されていた。
現在のボタインは、見た目こそ変わっているものの、創業当時と同じところで営業を続けている。それは、建物を改築しているため。レストランの中は、スペイン独特の内装が特徴的で、18世紀の雰囲気を醸し出している。また、店内には、昔の芸能人や王室の人々が撮った写真なども飾っており、歴史的な雰囲気が漂っている。
ボタインの料理は、トラディショナルなスペイン料理が中心である。メニューには、コクのあるシチューやパエリア、豚肉のシーフードバージョンなどが登場し、地元の新鮮な材料を使用した素材の味を生かした料理が多い。また、ワインリストも充実しており、スペイン各地のワインも豊富に取り揃えられている。
参考文献
– “World’s Oldest Restaurant – Botín, Madrid” (https://www.guinnessworldrecords.com/world-records/oldest-restaurant). Guinness World Records.
コメントを残す